2022.12.01
虫歯治療が主訴で来院され歯並びも気になっているN.Mさんからの相談
患者様情報
年齢 | 性別 |
8歳 | 女性 |
初診時の画像診断
ご相談のきっかけ
虫歯の治療をご希望でご来院され、歯並びも気になっているとのことでしたのでお話しさせていただきました。
相談の際のやり取り
今回で虫歯の治療は完了しましたので、矯正の話をしていこうと思います。
診させていただいたところ、顎が狭く歯が生えるスペースに不足がありそうです。
左上の前歯は内側から生えてきてしまっていますし、下の前歯もがたつきが出ていますね。
CTで見させていただいたところ、今後11歳くらいになったら生える予定の左右上の小臼歯の位置がかなり内側にあるので、すべて大人の歯並びになった段階でここも治していく話になるかもしれません。
大人の矯正治療と子供の矯正治療の違いは何ですか?
子供の矯正治療というのは基本的には歯が生える土台である顎を作ってあげる治療で、歯並びは大人の歯が生えてから治すというのが基本的な考え方です。 ただ、前歯がガタガタで治療が終わるのは満足できない側面があるので、 今生えている前歯だけはきれいに整えて並べるようにして、子供の矯正治療を終えるようにします。
どんな装置を使いますか?
固定式の装置と着脱式の装置があります。基本的には、固定式の方が安定した結果を出してくれるので、そちらをおすすめしています。
上顎、下顎ともに固定式の装置をはめ、広がってきた段階で、左上に今生えようとしている前歯が内側から生えてきてしまっているのも前に出してきて整った状態にしていきます。
整った状態にするには拡大する装置だけでなく、ブラケットとワイヤーという装置(完全に固定式です)を使用しなければいけません。
右下の前の乳歯は顎が狭いからこんなにねじれてるんですか?
もともとはまっすぐだった可能性が高いですが、もう生え変わりの時期なので根っこが溶けてきてグラグラし始めたので動きやすくなって、大人の前歯に押されてしまった結果かと思います。ただ、顎は永久歯が生えるには狭いです。
わかりました。ちょっと持ち帰って検討します!
当院では、子供、大人の矯正相談、検査までを無料で行っております。
矯正治療を行う歯科医院をお探しの方はご相談下さい。(Tel 072-493-4182)