2025.10.22
顎を広げながら歯並びも整う 子どもの最新矯正法

「子どもの矯正って本当に歯並びが治るの?」
「歯並びは気になるけど痛い思いはさせたくないし見た目も気になる・・」
そう感じて一歩踏み出せずにいる保護者の方は少なくありません
実は近年、小児矯正はどんどん進化し”まずあごを広げて””その後に歯を動かす”という二段階ではなく
”あごの成長をコントロールしながら、歯並びも同時に整えていく”ことができる新しい矯正方法が登場しています
今回はそのような「早い段階から見た目も整えていける」新しい小児矯正について、従来の小児矯正との違いを比較しながらわかりやすく解説します
子どもの矯正の「真の目的」

実は大人の矯正と子どもの矯正は「ゴール」が異なることを知っている方も増えてきました
大人の矯正の目的は「歯並び=見た目を整える」ことですが、一方で子どもの矯正(小児矯正)の目的は「歯並びの土台作り」です
これは今も昔も変わりません
この「土台」とは永久歯がきれいに並ぶための“あごの大きさ・形・筋肉のバランス”のことです
将来のきれいな歯並びは、きれいな土台から生まれるのです
この成長期にしかできない土台作り=小児矯正の最大の特徴!
従来の小児矯正は?

歯がきれいに並ぶのに絶対必要なものは「歯が並ぶスペース」
スペースが不足すると、全ての歯がおさまりきらず押し合いへし合いして、歯の位置がずれたりねじれたりすることで歯並びはがガタガタになります
小児矯正でよく使用されるのは
- あごの骨を前後に広げる拡大装置
- 口まわりの筋肉や舌の癖を改善し、あごの発育を自然に改善するマウスピース
これらで永久歯がきれいに並ぶスペースを確保し、将来の歯並びを整える準備をします
ただし、これらの治療は「土台を整えるだけ」が主な目的で、歯そのものを動かす治療ではありませんでした
最新!小児用マウスピース 矯正とは?

保護者「小児矯正の目的は正しく理解したけど、やっぱり子どものうちから綺麗な歯並びでいてほしい・・」
そこで登場したのが、あごの成長を助けながら、歯並びも同時に整える画期的な矯正法
→“小児用マウスピース矯正” です
小児用マウスピース矯正では、大人と同様の透明なマウスピース型の矯正装置を使い成長期のあごの拡大と歯の移動を同時に行うことができます。
つまり、「拡大装置(従来の子ども用矯正装置)+マウスピース矯正(大人の矯正装置)」をひとつにまとめたような治療です
子どもにも優しい理由がいっぱい

小児用マウスピース矯正が多くの保護者から選ばれている理由をまとめました
- 目立たない:透明なので見た目を気にせず笑顔で過ごせる
- 取り外せる:食事制限なし!好きなものを食べることができる
- 虫歯リスクが上がらない:取り外せるため歯磨きしやすい
- 痛みが少ない:歯に過度な力をかけず、少しずつ段階的に動かします
痛い・・目立つ・・といった、矯正のイメージが大きく変わります
「土台+歯並び」どちらも整う時代へ
これまでの小児矯正は、あごの成長を整える「土台作り」が中心でした。
しかし小児用マウスピース矯正なら“土台も“”歯並びも”同時に整えることが可能です。
成長期の今しかできない治療で、将来のきれいな笑顔を守りましょう。



