PREVENTION子どものころからきれいな歯並びに導きましょう
歯並びが悪い原因は遺伝だと思っていませんか? しかしそれだけではありません。実際には生活習慣が大きく関連しますので、成長期から見守り、必要に応じた治療や施術を行えば、歯並びが悪くならないように導くことができます。
大阪府泉南郡熊取町の歯医者「まつもと歯科・小児矯正歯科」では子どものころからのお口の健康をサポートしますので、歯並びのことは何でもご相談ください。
当院では、子どものマウスピース式の筋機能矯正装置(プレオルソ※)を使う矯正治療に対応します。
※完成物薬機法対象外です。医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
子どものマウスピース式の筋機能矯正装置(プレオルソ※)
きれいな歯並びを得るためには、子どものころからお口まわりの筋肉のバランスを整え、健やかな成長を促すことが大切です。そのために開発されたのが、筋機能矯正のためのマウスピース式矯正装置(プレオルソ※)です。昼間の1時間以上と就寝中にお口の中に入れてもらうだけで、「歯を動かす」のではなく、お口まわりの筋機能を整えて、間接的に歯並びを整えます。「デコボコに生えている歯」や「出っ歯」、「受け口」の改善に有効で、4歳~9歳くらいまでのお子さんが対象です。
子どものマウスピース式の筋機能矯正装置(プレオルソ※)で整えられる歯並び
出っ歯 | デコボコ | 受け口 |
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上の歯や上の顎全体が前に出ている状態 | 狭いスペースに歯がひしめき合って並んだ状態 | 下の歯や下の顎全体が前に出ている状態 |
開咬 | 深い噛み合わせ |
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前歯が噛まないで上下の歯にすき間がある状態 | 上の歯が下の歯に深く覆いかぶさっている状態 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
使用方法
取り外し可能なマウスピースを家にいるときの1時間以上、そして睡眠時に装着してください。やわらかい素材なので痛みはほとんどありません。外出時は外せますので見た目が気にならず、また、食べたり飲んだり、歯みがきのときには装着しないので、いつもと同じ生活が送れます。
特徴
1:痛みがほとんどない
やわらかくて弾力のあるポリウレタン製なので、痛みの心配はほとんどありません。お子さんもイヤがらないので安心です。
2:装着時間が短い
昼間の家にいるときに1時間以上と、睡眠時に装着してください。装着時間が短いので、学校では必要ありません。
3:取り外せる
ひとりでかんたんに取り外せますので、食べたり飲んだり話したりするときは外してください。歯みがきも、いつものようにできます。
4:通院回数が少ない
歯並びによって治療期間は異なりますが、だいたい1年~1年半です。その間も頻繁な通院は必要ありません。
5:後戻り防止のトレーニング
上下の顎のバランスを保つために、かんたんなトレーニングを行います。それが「あいうべ体操」です。
ほかにもあるいろいろなメリット
1:口呼吸から鼻呼吸に導く
本来呼吸は鼻でしますが、お口まわりの筋肉がゆるんでいるといつも口をポカンと開ける口呼吸が心配です。口呼吸は虫歯や歯周病だけでなく、アレルギー性鼻炎や扁桃腺にもかかりやすくなるからです。睡眠時のマウスピースの装着時にお口にテープを貼って、口呼吸から鼻呼吸に促します。
2:健やかな骨格にも近づけられる
マウスピースの装着だけでなく、お口まわりの筋肉のバランスを整えるためのトレーニングにより、舌の位置が定まり、頬の筋肉も鍛えられます。すると、上下の顎のバランスがよくなり、顎の骨格の健やかな成長が促され、歯も理想的できれいな位置に安定しやすくなるのです。
3:虫歯になりにくい
就寝前にフッ素入りの歯みがきをしてください。そしてマウスピースを装着して眠ると、フッ素が唾液で流れてしまわずに、歯のまわりにとどまりやすいので虫歯予防効果が高まります。
4:免疫力が向上する
舌や口をよく動かすと自己免疫力が高まるといわれていますので、「あいうべ体操」などのトレーニングが有効です。また、舌の位置を改善し、口呼吸から鼻呼吸に移行することも免疫力の向上につながります。
5:指しゃぶりをやめられる
また、指しゃぶりが見つかるたびに怒られていたお子さんは、マウスピースをすれば怒られないと学習し、進んでマウスピースを装着するようになり、さらに歯並び改善の効果が高まるのです。
使用できる年齢
3~5歳 | 6~10歳くらいまで |
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受け口(反対咬合:はんたいこうごう)の改善に有効です。お子さんがマウスピースを入れることができるようでしたら開始します。 | 出っ歯、受け口、デコボコ、開咬、深い噛み合わせや、歯と歯の間がせまくて永久歯の生えるスペースが心配なときなどさまざまな歯並びの乱れの改善に有効です。 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
「あいうべ体操」について
お口まわりの筋肉や舌のトレーニングです。お口を大きく動かし、「あいうべ」のかたちにします。声は出さなくてもいいですが、朝昼晩、入浴中など1日の合計で30セットを行いましょう。お口まわりの筋肉の発達を促し、舌と頬のバランスが整うと、上下の顎がよい位置で安定し、骨格の健やかな成長が促され、自然と歯並びも整います。口呼吸から鼻呼吸への移行にもつながり、免疫力の向上も期待できます。
「あいうべ体操」
1:たてに大きく開けて「あ~」
2:よこにひろげて「い~」
3:口をすぼめて「う~」
4:舌を出せるところまで出して「べ~」