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虫歯の初期段階はほとんど自覚症状があらわれませんが、歯の表面を覆うエナメル質が溶かされてその内側の象牙質にまで達すると、「しみる」「痛む」などの自覚症状に気づきます。さらに進行すると歯の神経が汚染され、ズキズキとひどく痛みます。そのままでは、やがて神経が死んでしまい、さらに、歯根の先の顎の骨にまで汚染が進むと歯を失うことにもつながるのです。

大阪府泉南郡・熊取駅すぐの歯医者「まつもと歯科・小児矯正歯科」では、できるだけ患者さんの天然歯を残す治療をご提供しますので、異変に気づいたときにはできるだけ早くご相談ください。

「歯の神経を守る治療」歯髄温存療法

「歯の神経を守る治療」歯髄温存療法

これまでは神経(歯髄)を完全に取ってしまう治療が主流でしたが、現在では歯の神経を一部温存しながら治療を行うことが可能です。 歯髄温存療法とは、細菌に感染した部位の歯髄のみを除去して、MTAセメントという薬剤により、残りの生きた神経を守る治療方法です。

MTAセメントとは?

MTAセメントとは?

神経にまで達した虫歯に対して、細菌感染した部位を取り除き、露出した神経にフタをするときに使用するのがMTAセメントです。 生体親和性が非常に高いため、従来の薬剤よりも歯の神経を温存できる可能性が高いのが特徴です。 封鎖能力に優れ、外部からの細菌の侵入を防ぐほか、歯を治す作用もあります。

治療費用
歯髄温存療法 10,000円(税込11,000円)

歯髄温存療法の注意点

  • 歯髄温存療法は保険適応外の自費診療となります。
  • 歯髄温存療法には高度な技術や診断が重要な治療です。
    ・MTAが適応できないケースもあります。治療ができるかできないかは、虫歯の状態を直接確認して判断する必要があります。
  • 治療直後に一時的に歯がしみる場合があります。

「神経の無い歯への治療」根管治療

「神経の無い歯への治療」根管治療

根管治療とは、「感染した歯髄(神経)を除去する」「歯の根の中を無菌化する」治療です。 歯の中の細菌感染を極限まで減らすことでよい治療結果が出るので、精密さが要求される処置です。 一般的な歯科治療の中でも特に難易度の高い治療と言われております。

根管治療の流れ

【1】虫歯の部分を削る 【2】神経を取る 【3】根管を拡大する
【1】虫歯の部分を削る 【2】神経を取る 【3】根管を拡大する
虫歯部分を除去します。その際には、目視やレントゲン、虫歯検知液などを活用します。 歯を削って神経部分(歯髄:しずい)を露出させます。そして「ファイル」という器具で歯髄を除去します。 根管は細く曲がっていて、枝分かれもしています。薬剤を詰めるために根管の内部の壁を削り太くします。
【4】根を清掃・消毒する 【5】根管を充填する 【6】歯の土台を入れる
【4】根を清掃・消毒する 【5】根管を充填する 【6】歯の土台を入れる
根管内の細菌をすっかり除去するために、清掃し、消毒して無菌化します。 根管内をすき間なく薬剤で埋めます。すき間をつくらずしっかり密閉することが大切です。 土台(コア)を立てます。そしてその上に、かぶせ物などを装着して歯の機能回復をはかります。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

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