歯並びをなおしたい【20代女性】
今回ご紹介するのは、前歯のガタガタ(叢生)を気にされて来院された20代女性の患者様です。「歯はできるだけ抜きたくない」というご希望がありました。前歯が重なり、飛び出しているのに加え、下の奥歯が内側へ傾いていました。また、重なりの強い前歯ではやや歯ぐきが下がっており、歯を並べた後のブラックトライアングル (歯と歯の間にできる隙間)にも配慮が必要な状態でした。ちょうど大学生活が始まる時期でもあったため、できるだけ見た目に影響しにくいマウスピース矯正で治療を始めることになりました。抜歯をせずに、奥歯の傾き、前歯の問題を改善して、矯正後にはブラックトライアングルも改善した症例です。
症例画像






(biforeは撮影時にやや口が開いていたため正中が一致していませんが、カチッと噛めば合うように治しています)
治療詳細
| 主訴 | 前歯のガタガタが気になる、歯は抜きたくない |
| 治療期間 | 1年半 |
| 使用した装置 | マウスピース矯正 |
| 費用 | 85万円 |
| 治療経過 | 治療はマウスピースにて行いました。 IPRで必要最小限のスペースを作り、倒れている奥歯を本来の角度へ起こしながら、患者様にも1日22時間以上のマウスピース装着とゴムかけを継続していただいたことで、歯並びは計画通りに改善していきました。前歯が本来の位置へ並んでいくと、それまで重なった歯に隠れていた歯ぐきの形が見えるようになり、歯と歯の間に「ブラックトライアングル」と呼ばれる小さな隙間が現れました。今回は患者様がより自然で美しい仕上がりをご希望されたため、ダイレクトボンディング法を行いました。歯を削ることなくレジンを精密に歯に盛り足すことで、黒く見えていた隙間を補い歯並びだけではなく口元全体がより自然で美しい印象となりました。現在はリテーナーによる保定期間へ移行し、整えた歯並びとかみ合わせの維持を行っています。 |
| 治療で気を付けた点 | 今回の治療で特に注意したのが前歯の歯ぐきです。治療前は歯同士が強く重なっていたため目立ちませんでしたが、その部分ではすでに歯ぐきの高さが失われていました。歯をきれいに並べていくと、隠れていた部分が現れ、歯と歯の間に「ブラックトライアングル」と呼ばれる三角形の隙間が目立つようになります。 いくら歯並びが整っても、隙間が目立てば、口元全体の印象に影響します。そのため今回は、矯正後にダイレクトボンディングで歯の形を調整しました。 |
| 治療の注意点・リスク | マウスピースは1日22時間以上マウスピースを装着しないと計画通りに歯が動かないのでご注意ください。 重なりが強い場合はブラックトライアングルが生じる可能性が高まります。 矯正後に前歯の形態を少し調整するだけで綺麗になるので、保定装置に移ってしまう前に担当医に伝えるのが重要です |
監修者情報
院長 松本光平
- 2017年 大阪大学歯学部卒業
- 2017-2019年 茨木市内歯科医院勤務
- 2019-2022年 吹田市内歯科医院勤務
- 2020-2021年 豊中市内矯正専門医院勤務

