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2022.07.09

小児 マウスピース矯正 始めるタイミング、流れ、メカニズムなど

小児 マウスピース矯正 始めるタイミング、流れ、メカニズムなど

小児の矯正治療には様々な方法があります
同じ患者さんであっても担当医が変わると治療の方法も大きく変わります😊

大まかに言えば…


固定式の装置なのか取り外し可能の装置なのか?急速に矯正力をかけていくのか?ゆっくり力をかけていくのか?
顎に対して横方向のみの力がかかるのか?前後方向にも力をかけるのか?

このような違いがありその時の状況や歯科医師の経験によってどのような装置にするかが決まります🤔

今回は小児の矯正をマウスピースで治す方法に絞って以下の内容で説明していきます😊

小児 マウスピース矯正 始めるタイミング、流れ、メカニズムなど

①小児マウスピース矯正の流れ
②マウスピースで歯を動かすメカニズム
③向いてる子、向いていない子
④他の装置と比較した良い点、悪い点
⑤何歳から始めるのが良いか

①小児マウスピース矯正の流れ

①相談  虫歯がないか、舌に悪い癖がないか確認します
大まかな問題点、方針を説明します
②精密検査お口の中の写真、レントゲン検査、3Dカメラによる型取り
③治療方針の説明装置の種類、治療期間など説明します
④治療スタート

治療が始まってからは
 マウスピースを数10個お渡します!(歯並びによって個数は前後します)
 一日20時間マウスピースを装着し1週間毎に新しいマウスピースに交換していきます
 治療の状況によってタイミングを見て何度か型取りを行い新しいマウスピースのセットをお渡します🙌
 矯正が完了したら1年間後戻り防止のために最終のマウスピースをつけて頂きます

②マウスピースで歯を動かすメカニズム


小児マウスピース矯正では数10枚程度のマウスピースをお渡しし、1週間毎に新しいマウスピースに交換して行きます
すでにはめているマウスピースと次に新しくはめるマウスピースは歯を最大で0.25mmだけ動かせるように微妙に形を変えて作られています🤔

この最大で0.25mmというのがとても重要です!これは歯根膜の厚みを考えて設定されています🤔
歯は歯槽骨という骨によって支えられていて、しっかりと食事を取れるようになっています🦷
骨と歯は直接くっついているわけではなく歯根膜というクッション材が存在します
この歯根膜に適切な圧がかかることで歯は最小の痛みで効率良く動いていきます😊✨
かかる圧が弱すぎても歯は動かないし、強すぎても動かない上に痛みが強くなります😭
適切な圧になるために0.25mmを超えてはいけないということです🙅🏻

③向いてる子、向いていない子

これは20時間ちゃんとつけれるか?きちんと歯磨きしてからつけれるか?によります
言った通りにできないこの場合歯がうまく動かないですし、治療の途中で虫歯になってしまい治療を中断しなければいけなかったりします😭

④他の装置と比較

マウスピース 固定式装置拡大床
見た目 透明でわかりにくい顎を広げるだけならわからないが前歯の並びを整える装置をつけることが多くそれは目立つ顎を広げるだけならわからないが前歯の並びを整える装置をつけることが多くそれは目立つ
痛み比較的少ないやや痛い比較的少ない
治療期間約1.5年約2年約2.5年
つける時間20時間固定式なので24時間14時間
虫歯になりやすさ歯磨きせずにつけるとなりやすい装置は舌側の虫歯になりにくい場所につけるので意外となりにくいなりにくい
喋りにくさはじめやや喋りにくいはじめ喋りにくいが慣れるはじめ喋りにくいが慣れる

※表は左右にスクロールして確認することができます。

⑤何歳から始めるのが良いか

年齢というより、口の中の状態次第で決まります‼️

7歳の子供を何人か集めても歯の生え変わり方はみんな異なるので見てみないと判断がつかないです🤔
基本的には上の前歯4本が生え揃ったタイミングで始めるのが最も効率が良いのですが、状況次第では早めに始めることもあります‼️

ただ受け口になっている場合だけは本人が頑張れるなら3歳から始めた方が良いです💡
上顎の成長が遅くて受け口になっていることがほとんどなので、上顎の成長を促進させてあげなければいけません
上顎の成長は割と早い時期に止まってしまうので早めに矯正してあげた方がいいです😌


子供の矯正治療はタイミングが大事です🦷✨

一度相談していただければと思います😊

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