右上の糸切り歯が出ていることが気になって来院されたS.Kさんからの相談｜熊取駅すぐの歯医者「まつもと歯科・小児矯正歯科」

こんにちは。先日は内覧会にお越しいただきありがとうございました。
早速、お口の中の状況なのですが、顎が狭いために右上の犬歯が歯列の中に収まらなくなってしまっていますね。

収めるようにできますが、ただ顎が狭いだけではなく、上顎と下顎の前後関係にも問題がありそうなのでそこを調整する装置も併用していく可能性があります。
ほとんど大人の歯になってるので、今は何も治療しないで全ての永久歯が生えてから治療するというのも一つの方法ですが、その場合は、抜歯して矯正する可能性が高まります。

今は右上に3、4mmのスペースが空いている状態で年齢的にも歯が動きやすいですが、このままおいておくと3、4mmのスペースに右上の奥歯が寄ってきたり、今すでにズレている前歯がさらに右に寄って行ったりして、スペースがより小さくなってくることが考えられます。そうなった場合、外に出っ張った犬歯を内側に入れるためには歯を一本抜歯しないとスペースを作れないということになるかもしれません。

まだ、子供の矯正が終わった後に生えてくる永久歯があったり、顎の成長のこともあるので子供の矯正治療をしたから大人の矯正治療が要らなくなるというわけではありません。基本的に子供の矯正治療と大人の矯正治療は目的が違う別物という認識で考えて頂いたら良いかと思います。ただ、子供の矯正治療をすることで歯並びが良くなる方向に向かうので、大人の矯正治療をしなくてもいい場合もあります。

正確な話は精密分析してみてからになりますが、大体２年程度かと思います。装置の種類や装着してくれた時間、歯の動きやすさにも影響を受けるので多少は前後すると思います。治療後は1年間後戻り防止の装置をつける必要があります。